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【幸福は自分中心であるべき?】家族中心の人生につきまとう3つのリスク

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こんにちは、心理学ライターのタモです。

女子大生のななです。

 

家族とは、人生の大部分に影響を与える存在。

だからこそ、自分が幸福か否かも家族にかかっていると感じている人も多いかもしれません。

 

そのような人は、家族を人生の中心においているのではないでしょうか?

もちろんそれは間違った選択ではありません。

 

家族を大事にすることは、当たり前のことであり、素晴らしいことです。

しかし、家族を人生の中心においてしまったがために、家族の関係が悪化するという皮肉な結果に終わる可能性もあるんです。

 

今回は「家族を人生の中心に置くリスク」を紹介いたします。

 

 

家族を人生の中心に置く3つのリスク

 

家族中心のリスクって、私は考えられないな~。だってたくさん支えてもらってるし、親に育てられないと生きていけなかっただろうし。

もちろん。人生の中で一番身近で頼りになるのは家族だと思う。でも、だからこそ生じるリスクもあるんだよ。

 

リスク1:家族の評判を傷つけない人生が前提になる

 

皆さんは、自分の家の名前を背負って生きています。

ご家庭によっては、家族特有の伝統や文化すらあるかもしれません。

 

さらには、家族の評判の良さが心の安定にも繋がることもあるでしょう。

たとえばお父さんが社長だとか、子供が成績優秀だとか。

 

家族の経歴や肩書き、容姿など、自分のことではなくても家族が褒められたなら、まるで自分の存在価値が上がったかのような気持ちになりますよね。

 

しかし逆を考えて見て下さい。

極端な例にはなりますが、もし親が犯罪を犯したらどうですか?

子供が非行に走ったら? 家族の評判が悪くなったら?

 

家族を人生の中心に置くと、家族の体裁が悪くなることに過敏になります。

もしそれが、あなた自身の幸福度に影響を与えるとすれば、家族中心の人生のリスクは高まるかも知れません。

 

体裁が家族中心のリスク。これなら分かるかも。親戚と会う場になると特に気にするよね。

近所だけじゃなくて、親戚の見る目も気になると、いろいろストレスにもなりそうだね。

 

リスク2:親子のエゴのぶつかり合い

 

家族中心の親は、子供の人生よりも自分の不安を重視してしまうこともあります。

たとえば漫画家になる夢がある子供と、就職押し付ける親がいたとします。

 

家族中心の親だと

 

「漫画家失敗」→「息子が定職につかない」→「家族の体裁が悪くなる」→「親戚や家族の評判を気にする」

 

というシナリオが第一に思い浮かんでしまいます。

そうなると子供も「こんな分からず屋な親の元に生まれて不幸だった」と嘆くかもしれません。

 

でも、根本的に親は子供を想うものです。

子供の自由を奪うつもりも、不幸にするつもりもありません。

 

「子供が失敗して、人生を台無しにしてしまうのではないか」という不安が勝って、感情的になってしまっただけです。

とはいえ、子供は頭ごなしに否定されて気分が良いわけがないので、反抗します。

 

どちらも引かない場合は、親子の関係性が間違いなく危うくなります。

「誰がここまで育てたと思ってるんだ!」などと言えば、「好きでこんな家庭に生まれたわけじゃない!」などと戦争開始。

 

結果的に親子のエゴがぶつかり、お互いに不遇感を残すことになるでしょう。

 

子供の幸せを中心に置く親なら、子供と向き合い、一緒に夢を叶える方法や負担のない生き方を考えます。

 

また、夢を追うことを中心に置く子供なら、たとえ頭ごなしに否定されたとしても、実力で認めさせたり、漫画家を目指しながら自立する生き方を調べます。

 

親子のエゴは言い争いに発展する場合に限らず、「親が子供に好かれたいという欲求を先行し、子供を甘やかしてしまう場合」や、「子供が親に怒られたくないから殻に閉じこもる場合」などもあります。

 

【子供との関わり方が分からないときに読みたい】

bzlinkin.hatenablog.jp

 

私、この話めっちゃ当てはまる。

確かに、ななちゃん、親とよく喧嘩してるよね(笑)

 

リスク3:自立を阻害してしまう

 

家族全員が、人として自立し、助け合っているのであれば問題はありません。

しかしそうでない場合は、非常に多くのリスクがはらんでいます。

 

たとえば、自立できない家族中心の子供はいつまでも親の脛をかじります。

定職に就かず、家でゴロゴロし、親孝行も何処へやらといった感じです。

 

また、自立できない家族中心の親は子離れできずに、子供を束縛・干渉・管理しようとします。

俗に言うヘリコプターペアレントというやつですね。

 

家族を思いやる気持ちは大事です。

家族の幸せを願い、感謝をし、それぞれが助け合い自立しているなら、極めて強固な絆を作ることができます。その絆が、家族の幸せに繋がる。

 

家族中心の人生を送るのであれば、このような状態が望ましいです。

そのためには、まず自分が個人として自立し、家族同士で相互に助け合う関係作りを目指しましょう。

 

まずは自立することが最優先かぁ~。

心も経済力も自立できれば、エゴの押し付けも起きないからね。

 

まとめ

 

いかがしょうか。

今回は、家族中心の人生を送るリスクを紹介しました。

 

もし家族中心の人生を送りたいならば、まずは家族に依存することなく自立した状態を目指してくださいね。

 

そうすれば家族によって幸せがもたらされ、家族にも幸せが与えられるという相互依存関係が築けるはずです。

 

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〈参考文献〉

ティーブン・R・コヴィー(2016)『完訳7つの習慣 特装版』キングベアー出版