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【共感力をつけたい人へ】本物の共感力を身に付けるための4つの段階

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こんにちは、心理学ライターのタモです。

女子大生のななです。

 

今回は、7つの習慣にも書いてある、共感の4段階を参考に記事を書きたいと思います。 傾聴の記事でも書いたのですが、共感とは「相手の気持ちになって考える」ことが基本です。

 

ただ、それができれば誰も苦労はしないのです。

だからこそ、共感の4段階のうち、今の自分はどの段階ならクリアできているのか知って、一つ上の段階に進むためにはどうすればいいのか考えていただきたいと思います。

 

この記事が、あなたが共感力を上げるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

本物の共感力を身に付けるための4つの段階

 

共感にも段階があるんだね。私はどの段階なんだろう……。

さぁ~ね~(分かってるけど、自分で理解しないと意味ないから敢えて言わないでおこう)

 

第一段階:オウム返し

 

共感の第一段階は、相手が言ったことをそのまま繰り返すことです。

 

たとえば以下のような会話です。

 

A「彼氏の自分語りがひどくてしんどい……」

B「うわぁ~、それはしんどいね」

 

この姿勢は、相手の話を真剣に聴こうとする態度を持つためには必要不可欠です。 また、相手が言っていることを繰り返すだけなので、共感力に自信がない人でもすぐに会得できるでしょう。

 

ただ、「痛いよ~」って言っている人に対し、「痛いですよね」と機械的に言うだけでは失礼だと思われかねません。特に、相手との信頼関係も形成されていないのに、何も考えず機械的にオウム返しをするのは危険です。

 

冒頭でも言いましたが、共感は「相手の気持ちになる」ということが大事です。 相手が痛がっているなら、言葉だけではなく、気持ちの面でも相手に寄り添いましょう。

 

これは皆やってるよ、普通に。

ななちゃんがちゃんとできてるから、周りにもそういう人が集まるんじゃないのかな?この段階でも難しくて、人間関係が上手くいかない人もいるんだよ。

 

第二段階:相手の言葉を自分の言葉で言い換える

 

第二段階になると、相手の言葉をただ繰り返すのではなく、相手の言葉を自分の中に落とし込んで、自分の言葉で言い表すことができるようになります。

 

A「彼氏の自分語りがひどくてしんどい……」

B「彼氏、面倒臭そうだね」

 

このように、相手が言ったことを自分で言い表せられたら第二段階到達です。 相手の言葉を自分の言葉で表すためには、なぜ相手がそんなことを言うのか考えないといけません。

 

何も考えずに適当に自分の言葉で言うと、的外れな言葉になり、対応が雑だと思われてしまいます。

Aさんはどういう意味で「彼氏の自分語りがひどくてしんどい……」と言っているのでしょうか?

 

「しんどい」とはマイナスの表現なので、マイナスの意味で言っていることは確かでしょう。 そうなると言い換える言葉としては「」「面倒臭い」「一緒にいると疲れる」などが適切でしょう。

 

このように、相手がどんな気持ちでその言葉を言っているのか考えて、自分の言葉で表現することが共感の第二段階です。

これが自然とできるようになれば続く第三段階到達も目と鼻の先です。

 

う~ん、私だったら「それは嫌だね。自分語りは流石にやめて欲しいよね」って言うかも。

ななちゃんのその「自分の身になって考える姿勢」、素敵だよね。

 

第三段階:気持ちを察して言葉にする

 

共感で必要なのは「察する力」です。 日本人なら特に親しみ深い「察する文化」。

実はこの文化が、共感において非常に大事なことを教えてくれていたんです。

 

察するとはどういうことか、具体例を元に考察していきましょう。

 

A「彼氏の自分語りがひどくてしんどい……」

B「自分語りはほどほどにして欲しいよね」

 

自分の身になって考えていただきたいのですが、みなさんならどんなときに「しんどい」 や「嫌」「疲れる」などの言葉を使いますか?

「仕事疲れた」「テスト勉強しんどい」などと思っているときを想像してください。

 

基本的に「逃げられるなら逃げたい」という気持ちがありませんか?

Aさんも、「彼氏の自分語りから逃れたい」と思っているから「しんどい」と言ったのではないかと、私は思います。

 

言葉というのは、その人が思っていることの一部でしかありません。 その人の気持ちの全てを、言葉で言い表せるかというと、それは難しいです。

 

だから、「相手の気持ちになって考える」ためには「察する力」がどうしても必要になります。 そして相手の気持ちを察したら、その気持ちをあなたの言葉で表現する必要があります。

 

あなたの言葉が相手の気持ちに近い程、相手に強い安心感を与えます。 そして、「察する力」をつけたなら、いよいよ最終段階です!

 

でも「察する力」って、本当に難しいと思う。人によって察しやすい人、察しにくい人いるから、どうしても自分との適正もあると思うんだよね。

共通点や、同じ体験をしてきた人ほど、共感もしやすいよね。

 

第四段階:相手の言葉と気持ちを自分の言葉で表す

 

共感の第四段階は、相手の言葉と気持ちの両方を、自分の言葉で表すということです。

つまり、第二段階第三段階をあわせて、ようやく本物の共感力を身に付けることができるということです。

 

以下に具体例を示します。

 

A「彼氏の自分語りがひどくてしんどい……」

B「自分語りはきついよね。話を聞いてて疲れそう」

 

きつい」の部分が「しんどい」の言い換え。 そして「疲れそう」というのが、相手の気持ちを言葉にしています。

 

ちなみにななちゃんの「それは嫌だね。自分語りは流石にやめて欲しいよね」も同じです。

嫌だ」がしんどいの言い換えで、「やめて欲しい」が相手の気持ちです。

 

このような反応をすると、相手が伝えようとしている言葉と気持ちの両方に寄り添っている状態です。 当然、相手に与える安心感もどの段階よりも強いです。

 

ここまで到達すれば、相手もあなたを信頼し、「あなたになら本音を話しても良いかもしれない」と思うことでしょう。 共感スキルを高めたいなら、ぜひ最終段階まで到達してほしいと思います。

 

私、知らず知らずのうちにここまで行ってたんだね!

めちゃくちゃ嬉しそう(笑)

私の気持ちを察しなくても良い!

 

まとめ

いかがでしょうか。

今回は共感の4つの段階を紹介しました。

 

最終段階に到達しても、どんな人とどんな時でも高い共感力が発揮できるように、相手の気持ちになって考えることを続けて欲しいなと思います。

 

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<参考文献>

ティーブン・R・コヴィー(2016)『完訳7つの習慣 特装版』キングベアー出版