【指摘したいけど、後でどう思われるか怖い人へ】相手に配慮しながら気持ちを伝える3つのコツ
こんにちは、心理学ライターのタモです。
大学生のななです!
バイト先や仕事などで、「人の間違い」や「もっと良くなる方法」を指摘したいなって思ってるあなた。
でも以下の悩みを抱えてませんか?
言いたいけど、嫌われそうだから言えない。
話したことないから、遠慮しちゃう。
一旦勇気を出して言ってみたけど、言ってる途中で弱気になっちゃう。
同時に、
自分の気持ちを伝えられる人間になりたい。
気持ちを上手く伝えられないもどかしさから解放されたい。
などと現状を変えようとしている人も多いかも知れません。
今回は、「相手に配慮しながら、気持ちを伝える3つのコツ」をお伝えしたいと思います。
相手に配慮しながら、気持ちを伝える3つのコツ
私も、人に言いたいことなかなか言えなくて、一人でモヤモヤするタイプなんだよね~。
そういう悩み持っている人って、本当に多いんだよね。でも言わなきゃいけないこともあると思うから、そんな時の対処法を伝えていくね。
(1)「相手を尊重する」気持ちを常に持つ
「間違い」など、人に何かを指摘する時は、相手の気持ちに最大限配慮するのがベター。
以下の例を見て下さい。
〈「尊重」ができていない例〉
~飲食店のバイトにて~
A「いや、食器の返却口そこじゃないし。皆に迷惑かけてるからいい加減覚えてくれないかな?」
B「す、すみません。(店長に今、返却口空いてないからここに置いてって言われたんだけどな……。てか、なんでそんな言い方されなきゃいけないのか分かんない。マジムカつくんだけど。)」
前提として、人間は指摘をされたくない生き物です。
だからこそ、相手が間違っていたとしても、「相手を尊重する意識」は忘れないようにしましょう。
相手を打ち負かそうとしたり、論理で相手の言葉を押しつぶそうとすることは避けて下さい。
そのようなことをしてしまうと、相手は人格を否定されたかのような気分になってしまいます。
運の悪い場合だと、恨みさえも買いかねません。
良かれと思って指摘しても、それが逆効果になると、お互いのためにはならないので「相手を尊重する意識」は忘れないで下さいね。
〈「尊重」できている例〉
A「あれ、もしかして今、返却口空いてない?(多分何か理由があって、所定の場所に置いてないんだろうな。一番あり得そうな理由と言えばコレだな)」
B「そうなんですよね。なので一旦ここに置かせてもらってます」
A「オッケー、直ぐ片づけるね!(やっぱりそうか)」
B「ありがとうございます」
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確かに、理論を押し付けられたり、言い方が乱暴だと素直に従う気にはならない。
そんなやり方で過ちを指摘されても、意見は変わらないよね。相手を尊重しながら、悟ってもらうのがベスト。
(2)「勇気」を持つ
たとえあなたの指摘がその人のためになったとしても、行動に起こさなければ意味がありません。
以下の例を見て下さい。
〈「勇気」が足りない例〉
A「あ、私、これやっておきますね(う~ん、誤字脱字が多すぎるな~。ここの文法の使い方も間違ってるし……)」
B「あ、お願いします」
指摘するためには、高い壁を乗り越える「勇気」と「覚悟」を必要とするときもあるでしょう。
でも、あなたが勇気を出して相手のために指摘してあげることで、相手は成長するチャンスを掴むかもしれないのです。
今回の例でも、誤字脱字や文法を指摘すれば、相手の文章力強化に繋がったはずです。
もしあなたの勇気が足りなくて指摘を諦めたら、相手は変わるチャンスを失います。
相手のために勇気を振り絞ることも、「尊重」の1つです。
相手が変わる可能性を尊重して、勇気を出して気持ちを言葉にしてみてください。
〈「勇気」が足りている例〉
A「一部修正点があったのでコメントしてます。確認よろしくお願いします」
B「分かりました。ありがとうございます」
簡単に勇気勇気って言うけど、どんな風に声をかければ良いのかわかんないんだよね~。
ですよね。だから、最後に「伝え方の部分」について話していくよ。
(3)「勇気」と「尊重」のバランスを均等に保つ
いざ「指摘しよう!」となったときに、必ず意識して頂きたいのは、「勇気」と「尊重」のバランスです。
たとえば、「勇気」はあるのだけれども、「尊重」が足りていなかったら、自分の立場を押し通すばかりで、相手の心は思いやることができません。
そうなれば、あなたが最も恐れているであろう「嫌われる」という結果が待っています。
逆に、相手を「尊重」し過ぎて、「勇気」が削がれてしまえば、相手に気を遣いすぎて、結局自分の立場を主張できずに終わってしまう。
大事なのは「勇気」と「尊重」のバランスです。
相手を尊重しながら、こちらの意見を言う勇気も持つ。
そのために意識すべきことは、「否定語は避ける」ということです。
少しテクニック的にはなるのですが、以下の文章を見て下さい。
〈例文1〉 いつも凄く丁寧に仕事してくれてるんだけど、もう少しスピード感持ってできると良いと思うよ。
〈例文2〉 いつも丁寧に仕事してくれてるよね。仕事の仕方は信頼してるから、これからは効率的にスピード感持ってやっていけると良いね!
もしあなたが指摘を受ける側なら、〈例文1〉と〈例文2〉、どちらの指摘の方が嬉しいですか?
おそらく〈例文2〉ではないでしょうか?
確かに〈例文1〉も相手への尊重が伺えます。
でも、人間は「けど」や「しかし」という言葉を聞くと、本当の意味で「尊重」してもらってると感じられなくなってしまうんです。
指摘する場合のポイントは「しかし(否定語)」を「そして(肯定語)」に変えることです。
これで、「勇気」と「尊重」のバランスを保てるようになります。
なるほど。否定語を使わずに指摘するか……。
何か、腑に落ちるものがあったみたいだね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は「相手に配慮しながら、気持ちを伝える3つのコツ」をお伝えしました。
もしあなたが、人に指摘できなくて悩んでいるのなら、「勇気」と「尊重」を忘れずに指摘することを試してみてください。
それではありがとうございました。
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