正義感が強い人の短所。人間関係で損をしないための非戦三原則
こんにちは、心理学ライターのタモです。
ど~も、ななで~す
前回は【足を引っ張る人の心理】を紹介しました。
そんな足を引っ張る人と無意味に争ってしまったがために、さらに人間関係をこじらせてしまう人がいます。
それは、正義感の強過ぎる人です。
ではなぜ正義感の強い人は、足を引っ張る人と争ってしまうのでしょうか。
正義感に振り回されないための『非戦三原則』
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>正義感が強すぎる人って、悪人をやっつけようとしがちだよね。
私、そのタイプ。ムカつくもん。でもそれはダメだよって話だよね、コレ。
流石、理解が早い。
でも、戦うなって言われて戦わなくなるなら苦労しないよ。
間違いない。だから、「非戦三原則」を伝えに来たんだよ。
ふ~ん。なら早くそれ説明してよ。
はいはい。
(1)善悪だけで物事を判断しない
まずは、善悪だけじゃなくて、損得も考えながら行動した方がいいということを話すね。
しくよろ。
正義感が強すぎる人は、善悪でものごとを考え過ぎる傾向が強いです。
もちろん、善悪でものごとを考えることが悪いわけではありません。
しかし、問題なのは、損得の概念を忘れて悪を裁こうとすること。
たしかに卑怯なことを繰り返す人や、嫌がらせをする人には怒りが芽生えます。
それは全うな人間なら自然な感情です。
しかし、その怒りに支配されて、卑怯者と戦ってしまっては自分が損をすることになります。
なぜなら、その人を裁くためにかなりの時間と精神力を使ってしまうからです。
卑怯者に裁きを与えることと、自分がやるべきこと、またはやりたいことをすることと、どちらの方が自分にとって得なのか良く考えて下さい。
本当に、自分のために使う時間を犠牲にしてまで戦うべき相手ですか?
善悪よりも、損得を優先した方が自分のためになるということを忘れないでください。
正論過ぎた……。
(2)「正義は必ず勝つ」という考えは捨てる
二つ目に、正義は必ず勝つとは限らないって話をするよ。
なんか、ショックだわ、それは。
正義が必ず勝つのは、ほとんどフィクションの中だけです。
現実では、「正義よりも効率」、「お金で悪人が釈放される」なんてこといくらでも起こっています。
それが現実です。受け入れるしかないです。
もちろん、僕だって受け入れたくはありませんが。
正義って、本当は脆いんです。
脆いからこそ、その正義を貫くヒーローが悪を正す勧善懲悪ものが、いつの時代でも受けるんです。
ヒーローが悪を退治してスカッとするのは、現実でそのような光景がなかなか見られないことを象徴しているとも言えます。
つまり、現実では正義が勝つことは少ない。
力に屈服せざるを得ない場合や、損得感情により有耶無耶にされる正義が、残念ですがほとんどです。
正義感に固執しすぎると、苦しい思いをするかもしれません。
現実的ではあるけれども、やっぱり世知辛いな。
(3)自分の正義を押し付けない
最後に人の数だけ正義はあるって話をするね。
もうすでに共感してる自分がいる。
正義も一種の価値観です。
価値観の相異から喧嘩が起こるように、正義の食い違いで喧嘩になることもある。
価値観の相異を受け入れて、自分の正義を押し付けないようにすることが、人間関係を築く上では大事なことです。
自分の主観的な正義で、相手を悪と見なすのは危険です。
自分勝手な判断で「悪」と決めた人間を攻撃し始めたら、もはや単なる問題行為になってしまいます。
もしかしたら、自分の正義が間違っているのかもしれないという仮説を持っておくことが、足を引っ張る人とむやみに戦う自分を止めてくれるかもしれません。
うん、確かに嫌いな人と些細なことで口喧嘩して、物凄い時間と体力を奪われた経験を思い出した。
正義感が強い人って心優しい人が多いから、そんな風に戦わなくていい場面で戦って欲しくないんだよね。
でも、言わないと気が済まないんだよ。どうしても感情が抑えきれないこともある。
感情をコントロールできるメンタル強化法があると良いね。
あったら教えてね。
もちろん。
〈まとめ〉
いかがでしょうか。
今回は正義感に振り回されないようにするために「非戦三原則」をお伝えしました。
次回は自信過剰な人に焦点を当てていきたいと思います。
お楽しみに。